蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/14:40:25 No.2408
郷GO
  
先日所用で上京しましたので、少々温泉巡りを嗜んできました。
仰げば尊しさん、Yさん、急なお誘いでしたがお付き合い頂きありがとうございました。
Yさんのレポートと一部重なりますが、そのときの成果をご報告致します。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/14:43:51 No.2409  
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仰げばさん・Yさんのご案内で幾つか蒲田の黒湯を巡りました。
最初は「改正湯」。源泉かけ流し浴槽があるのは嬉しい限りです。
冷たいと思いきや、実測27度で心地良い温さです。
ここは関東の黒湯の中でもかなり黒い方ではないでしょうか?
透明度は3~8㎝程度(浴槽によって異なる)で、まさしくコーヒーの色です。
またここは黒湯を利用した人工炭酸泉もあります。
浴室内の塩素臭も控えめで、黒湯銭湯の中でもハイレベルな方ではないかと感じられました。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/14:47:32 No.2410  
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続いては「第二日の出湯」。
こちらは昔ながらの下町銭湯風情がどことなく漂います。
黒湯の循環浴槽と水を沸かした風呂があります。
黒湯は循環とはいえ、源泉カラン自在で源泉に直に触れられるのはやはり嬉しいです。
透明度は15㎝程です。関東黒湯銭湯のスタンダードといった感じです。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/14:50:42 No.2411  
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三湯目は「はすぬま温泉」。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉。
人気の施設の様で、写真はこの非加熱かけ流し浴槽の写真一枚とるのが精一杯でした。
黒湯では無く、薄黄緑色しています。
期待の冷鉱泉浴槽はかけ流し利用でしたが塩素消毒臭が少々感じられました。
しかしシャンプーも常備してあり、家の近くにあるならチョクチョク利用してみたいと感じられた銭湯でした。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/14:57:25 No.2412  
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宿泊は蒲田の「ホテル末広」。黒湯があるので決めました。
こちらの黒湯は透明度で2~3㎝程度でかなり黒いです。
循環ですが冷泉湯口も有り、少量ながらオーバーフローも有ります。
利用者が少ないせいか塩素臭も控えめで好感しました。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/14:59:05 No.2413  
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手にすくうとこんな感じです。
まさしくコーヒーくらいの濃さですね!
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:03:40 No.2414  
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次は日を改め、伊豆へ向かいます。
最初は時間調整で熱海駅前の足湯である「家康の湯」。再訪。
駅前は観光客でごった返しており、写真はこれが限界でした。
塩苦みの利いたいかにも熱海らしい塩化土類食塩泉がかけ流しで利用されていました。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:04:51 No.2415  
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熱海に来た目的がこちら。
水口第一と第二共同浴場が今年末で閉鎖との情報を得たので、惜別で来ました。
まずは水口第二共同浴場。
狭い路地を通って入る裏路地系共同湯で、外観の全景写真を撮るのは困難かと思われます^^;
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:06:00 No.2416  
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お湯は家康の湯よりもやや濃い、苦みの利いた塩化土類食塩系の湯です。
源泉が熱いので加水して入浴しましたが、よく温まる良い湯でございました。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:07:32 No.2417  
郷GO  
続いては水口第一共同浴場。8年ぶりの再訪です。
鄙び系共同湯ですが、前回訪問時は入口のドアの「男」「女」の表示が無く、ヒヤヒヤしながらドアを開けた記憶があります。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:08:39 No.2418  
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こちらはマイルドな弱食塩泉といった感じで、第二と明らかに印象が違います。
恐らく別源泉ではないかと思われました。
しかしこの様な地元に根付いた共同浴場がまた無くなるのは残念としか言いようがありません。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:10:16 No.2419  
郷GO  
続いてのレポは南下して「宇佐美ヘルスセンター」
泉質はカルシウム-硫酸塩・塩化物泉。自家源泉を加水加温無しでそのままかけ流し。
適温源泉なので、豊富にかけ流しが出来る点が嬉しいです。
湯を舐めると粉っぽい苦みが利いていて、かなり純度の高い石膏泉の印象です。
湯に浸かると、スピードは速くないですが次第にジワジワと成分が浸透して行く様な浴感が心地良いです。
海に近く、しかも住宅街にこの様なハイレベルな泉質が湧くのが不思議です。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:12:37 No.2420  
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続いては伊東温泉に移動して、伊東市指定文化財である「東海館」。
こちらは以前訪問したことありますが何と月一の休館日に当たってしまい、今回リベンジとなります。
外観が太陽光や風雨に晒され黒ずんできており、一段と風格が増しております。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:14:18 No.2421  
郷GO  
お風呂は入れ替え制で、今回は小浴場の方でした。
泉質はアルカリ性単純温泉。MTMM。
成分表を見ると塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩がまんべんなく含まれていて、そのせいか互いの個性を打ち消しているようにも感じられますが、鮮度は上々です。
ただこういう癖の無い湯は意外と飽きがこなくて、個人的には結構好きです。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:15:52 No.2422  
郷GO  
次は東海館のお隣の「ケイズハウス」。旧いな葉です。こちらは国の登録文化財。
文化財の温泉施設が二軒並んでいるのは極めて珍しいと思います。
東海館と佇まいをお互い張り合っているようにも感じられて、二つ並んで見ると誠に壮観です。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:17:29 No.2423  
郷GO  
泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉。
苦味のある弱食塩泉といった感じでしょうか?
浴室がやや暗く、写真写りがイマイチなのはすみません。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:18:59 No.2424  
郷GO  
続いては以前仰げば尊しさんからご推薦を頂いていた片瀬温泉「福松荘」。
泉質は含芒硝食塩泉。
湯口で極微に芒硝臭がして、浴感は芒硝と食塩が拮抗した様な印象です。
ただたまたまかもしれませんが、ワタシが入浴した時は湯がややなまっていて、泉質の良さが十分発揮されていない感じでした。
しかし浴後の肌のスベスベ感は素晴らしく、後の良い余韻が残る温泉でした。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:25:18 No.2425  
郷GO  
この日の宿泊は多方面で鬼煽りを受けていた念願の、峰温泉「花舞 竹の庄」!
入母屋造りの屋根が印象的な重厚な造りが印象的です。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:26:46 No.2426  
郷GO  
内部は華美な印象はありませんが、エントランスの一枚板の格天井、そして木製建具や欄間の意匠が繊細で凝っていて、随所に目を見張るものがあります。
現在は素泊まりのみで建築は多少痛みも有りますが、親子二人で経営して一生懸命この貴重な建物を維持してらっしゃるのがよく伝わりました。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:28:19 No.2427  
郷GO  
部屋にもお風呂が付いていましたが、残念ながら漏水するので使用禁止になっていました。
この極小湯船で峰の源泉に浸かれたらさぞ幸せなことでしょうが、致し方ありません。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:29:37 No.2428  
郷GO  
さて肝心のお風呂です。まずは一階の内湯。
泉質はナトリウム-塩化物泉となっていますが、含食塩芒硝泉の様な印象です。
綺麗な透明、湯口でかすかに芒硝臭、弱い塩味と芒硝味がする比較的淡い泉質です。
浸かっているとゆっくりですがジワジワと成分が染み込む浴感で、その後猛烈に体が温まって長湯は厳しいです。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:31:30 No.2429  
郷GO  
やはり芒硝と食塩が拮抗というか、やや芒硝優位といった印象が強いです。
量は少ないですが、湯口には芒硝泉特有の析出物が付着しています。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:32:46 No.2430  
郷GO  
露天はあまり語られませんが、多角形の木製の屋根が瀟洒で美しいです。
こちらはやや温めの湯で優しさが感じられ、違う泉質の様に感じられます。
しかし個人的好みでは、この泉質はやや熱めでキリリと引き締まった湯の方がよく似合う気がします。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:34:25 No.2431  
郷GO  
とはいえ、ここの真骨頂は二階のレトロな浴場。
二つあるうちの一つは不具合がある様で、現在は男女交代で一つの浴場を利用しています。
木製建具や男女の仕切り板の組子の意匠やピンポイントの赤いタイルが美しく、目を楽しませてくれます。
とはいえ華美な印象は無く、泉質と浴室が実に良くマッチしています。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/12/15:36:18 No.2432  
郷GO  
お湯自体は一階と同じだと思いますが、風情が抜群に良いので更に良い泉質に感じてしまいます。
この浴室の一か所にこのお宿の魅力が集大成されている様な印象さえ受けて、とても感銘を受ける温泉でした(^_-)-☆

長くなったので、温泉レポートの続きは後程します。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/13/10:36:58 No.2445  
仰げば尊し  
郷GOさん

遠路お疲れ様でした。

> 「家康の湯」

未だに行ったことないです…。
駅出て直ぐにあの人の多さ見ると、他行くべぇになっちゃいますね(ーAー)

> 外観の全景写真を撮るのは困難かと思われます^^;

駄目ですよ、手を抜いちゃ~(裏からの外観を張っておきます)
看板隠したやつでクイズにしたら、既湯者でもなかなか苦戦しそうです

> 片瀬温泉「福松荘」~湯がややなまっていて、

これは残念でしたね、私の時ももう片方の内湯がそんな状態でしたよ。
Re:蒲田の黒湯と伊豆の硫酸塩泉(前編) 2015/09/13/14:58:26 No.2446  
郷GO  
仰げば尊しさん

> 未だに行ったことないです…。

家康の湯はちゃんとした湯使いでしたよ。少々加水が有るかも(?)しれませんが。

> 駄目ですよ、手を抜いちゃ~(裏からの外観を張っておきます)

裏からは全景撮れるの分かっていましたが、とにかく時間が無くて…(笑)
伊東の東海館やケイズハウスも川向かいから撮ればバッチリ全景撮れるのは知ってましたがスルーしました^^;

> これは残念でしたね、私の時ももう片方の内湯がそんな状態でしたよ。

芒硝泉は繊細な泉質なので、ちょっとした湯の状態の善し悪しで印象が変わるのは致し方ないです。
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